2009年4月8日

DVD・リッピング

投稿者: 管理者

リージョンコード【region code】
DVD-Videoの再生可能地域を限定するコード。ディスクとプレーヤの両方がそれぞれ固有のコードを持っており、両者のコードが一致しないと再生できない。このため、例えば、アメリカで購入したDVDを日本で購入した(日本市場向け)DVDプレーヤで再生することはできないようになっている。
 リージョンコードは8つあるが、リージョン7は未使用でリージョン8は国際航路等の特殊用途なので「6つ」といわれることが多い。
 プレーヤの持つリージョンコードは1つだけだが、ディスク側は2つ以上のリージョンコードを持つことができ(全コードを持てばリージョン規制なしになる)、どれか1つがプレーヤのリージョンコードと一致すれば再生できる。
 現在販売されているパソコン用のDVDドライブでは、リージョンコードはドライブに記録する方式になっているため、OSの再インストールなどではリージョンコードはリセットされない。
 国内で販売されているDVDプレーヤ・DVDドライブのリージョンコードは「2」。国内の店頭で販売されているディスクのリージョンコードは「2」か「ALL」のため、これらのディスクを再生する限りではリージョンコードを気にする必要はない。
 なお、同じ「2」がヨーロッパ・南アフリカ共和国にも割り当てられているが、これらの国は放送方式が日本と異なるため、実際に再生しても正常には表示できない。

DVD
DVDフォーラムによって正式にDVDフォーマットと認められたものとしては、再生用でDVD-VIDEO、DVD-ROM、記録用でDVD-R、DVD-RW、DVD-RAMなど様々な種類がある。また、DVDフォーラムによって正式にDVDフォーマットと認められたもの以外にもDVD+R、DVD+RWなどのフォーマットもあり、Macに搭載されているSuperDriveはDVD-R、DVD-RWだけでなく、DVD+R、DVD+RW記録にも対応している。DVD±Rには1層式のメディアと2層式のメディアがある。

また、次世代のDVDの開発が進んでおり、東芝を中心としたHD DVDとソニーを中心としたBlu-rayがある。

DVD Studio Pro 4では再生環境が限られているものの、HD DVDフォーマットHD DVDを制作することが出来る。

Macを使ってDVDプレイヤーで再生可能なDVDを作る時の注意点は、映像のDVDへの記録方法。映像のデータをコピーしただけではDVDプレイヤーで再生する事は出来ない。 映像はMPEG2という形式で圧縮する必要があり、ディスクはUDFでフォーマットする必要がある。と言ってもこのMPEG2のデータをUDFフォーマットのディスクにそのまま焼いてもダメでオーサリング作業が必要。これらの作業をするソフトがDVD Studio Pro 4やiDVD。

Macでリッピング→Toast7→DVD Video
1.DVDドライブに元となるディスクを挿入

2.Mac the Ripper起動 、自動でディスクのスキャンが始まる
*スキャンがうまくいかない時がある。(スキャン不可能?)Region codeをALLではなく、2(日本)に限定してみるとうまくいく。

3. デフォルトの設定のまま『GO』、この時に保存フォルダを作成

4. リッピングが終わると、3で作った保存フォルダに「VIDEO_TS」「AUDIO_TS」のフォルダが内包される
 (なぜか「AUDIO_TS」が作成されない場合あり。結果には問題なしなので理由は無視)

5.Toast7を起動

6.左のメニューを[Video_TSからDVD VIDEO]にチェック、オプションの「Fit-to-DVD圧縮」もチェック

7. メインフレームに「VIDEO_TS」をドロップ
(ちなみに「AUDIO_TS」は入れても入れなくても結果は同じ)

8.フルファイルを書き込むか、削除しておくファイル(チャプタ等)を指示し、書き込み

9.完成